スポーツ障害とは?
スポーツ障害は、大きく分けて外傷と障害の2つがあります。
外傷
捻挫、肉離れ、腱断裂、脱臼、骨折等、一度に強い外力が加わることにより生じるものを指します。
障害
特定の部位に繰り返し外力が加わり軟部組織を損傷するもので、野球肘、野球肩、ランナー膝等と呼ばれているものがこれにあたります。 スポーツ障害とスポーツ外傷を合わせて、スポーツ傷害と呼ぶ場合もあります。
スポーツ障害の治療法
スポーツ障害を生じた場合、症状にもよりますが、基本的にはRICE処置を施します。
RICEとは休息(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の略です。
休息(Rest)
患部を包帯などで固定し安静にさせます。
冷却(Ice)
患部を氷嚢などで冷やし組織の血管を収縮させ腫れや炎症を抑えます。
圧迫(Compression)
患部を包帯やサポーターなどで圧迫することにより内出血や腫れを抑えます。
挙上(Elevation)
患部を心臓より高く上げることによりリンパの流れをよくして腫れを抑えます。
また、関節可動制限がある場合はその関節を矯正することで、治癒期間の短縮が期待できます。
例えばテニス肘の場合、肘だけを診るのではなく、肘関節と連動して動く背骨と肩甲帯(上腕骨、鎖骨、肩甲骨、肋骨)の関節可動制限を回復させることでより短期間に治癒することが多いです。